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アンコール・エンパイア・マラソンの発着点となるアンコール・ワット中央塔群の日の出

アンコール・エンパイア・マラソン2026:ランナーのための完全ガイド

アンコール・エンパイア・マラソンは、アンコール遺跡公園の内側で開催される唯一の42kmフルマラソンであり、2026年は第11回大会として4,500人を超えるランナーの参加が見込まれています。8月2日(日)、ランナーたちはヘッドランプの明かりの下、アンコール・ワットの中央祠堂前に整列し、午前4時30分にスタートを切ります。コースは千年近く立ち続けてきた石の寺院群、田園、森を縫って続き、夜明けが訪れるのはおよそ8km地点です。

世界の大会と比べれば小さなレースですが、その親密さこそが魅力です。キロ表示の標識では地元の子どもたちがハイタッチを求めてきますし、僧侶が寺院の階段から静かに見守ってくれます。カンボジアの8月は雨期で、暑く、湿度も高い。だからこそ、トレーニング初週に下したペース判断の方が、ピーク週の走行距離よりも結果を左右します。本ガイドでは、参加申込から当日のコース、熱帯の暑さへの備え、そしてフィニッシュラインの先にある滞在を「ただ走って終わり」にしないコツまで、ランナー視点で2026年のレースウィークをまとめます。

1. 2026年大会の概要

主要な数字を、まずひと目で。アンコール・エンパイア・マラソン2026は2026年8月2日(日)に開催。スタートとフィニッシュはいずれもアンコール・ワット中央祠堂前です。同じ朝に4つの距離が走られ、それぞれにスタート時刻と制限時間が設定されています。

距離スタート時刻制限時間超早割(海外ランナー)
フルマラソン(42.195km)4:306時間30分60ドル
ハーフマラソン(21km)5:304時間50ドル
10km ロードレース5:452時間35ドル
3km ファンラン6:0045分15ドル

参加費は大会が近づくにつれて段階的に上がります。ゼッケンと計測チップの受け取りは7月31日と8月1日の2日間、ロイヤル・アンコール・リゾートにて午前9時から夕方早めまで。ゼッケンとチップなしではレースに出走できません。

申込締切:オンライン申込は2026年6月25日、団体申込は6月20日で締め切られます。当日受付はありません。

2. コースを読み解く

ユネスコ世界遺産と同じ舞台を走れるマラソンは、世界でもごくわずか。このレースはその一つで、コースもそれを反映しています。フルもハーフもアンコール遺跡公園内を周回し、ほぼ平坦なアスファルトと、古木に覆われた赤土の道で構成されています。

コース上で目にする見どころ:

給水所は2kmごとに設置され、水とスポーツドリンクが用意されています。バナナが配られる場所もあります。走り抜けていく遺跡をより深く理解したい方には、初めてのアンコール・ワット観光に役立つ5つのコツが、レース翌日以降にゆっくり歩いてまわる際のヒントとなるはずです。

8km地点の瞬間:およそ8km付近で、アンコール・ワット西側の回廊越しに最初の光が差し込みます。多くのランナーが「ここでレースがレースでなくなる」と語る場面です。

3. どの距離を選ぶか

距離は野心ではなく、自分のトレーニング量に合わせて選びましょう。熱帯の暑さは、野心の方を容赦なく削り取ります。

率直に言えば:熱帯の暑さで走ったことがないなら、いつもより一つ短い距離を選ぶ方が賢明です。

4. 8月の暑さと湿度への備え方

カンボジアの8月は平均気温26〜31℃、湿度は80%超、レース当日の降水確率は72%です。空気がすでに水分で飽和している状態では汗が蒸発しにくく、体の主要な冷却機能が最初から本来の力を発揮できません。暑熱トレーニングは選択肢ではなく、必須です。

8週間のビルドアップ計画の例:

  1. 1〜2週目:週2回、暑さへの曝露を取り入れ始めます。イージーランで一枚多く着るか、各セッションの最後にサウナや熱めの入浴を20分加えます。
  2. 3〜6週目:週2回の暑熱セッションを継続。ただし走行距離の増加とは別の日にします。その日は暑さそのものが刺激です。
  3. 7週目:強度を落とし、暑さへの曝露は維持。すべてのロング走で当日の補給プロトコルを実際に試しておきましょう。
  4. 8週目(レース週):短く軽めのランを暑い時間帯に行い、順化を保ちます。一週間ずっとエアコンに頼り切らないこと。
  5. 当日の補給:のどの渇きに従いつつ、1時間あたり650ml前後を上限の目安に。前日24時間でナトリウムをプレロード。各給水所でこまめに少量ずつ取ります。

ウルトラ持久走の暑熱順化に関する代表的なレビューでは、計測可能な心血管系の適応を得るには、継続的な暴露が10〜14日間必要だとされています。スケジュールはそれを踏まえて組みましょう。

5. シェムリアップでのレースウィーク

海外からのランナーの多くは、シェムリアップ=アンコール国際空港か、プノンペン経由でバスを使って到着します。ゼッケン受け取りと軽めのジョグの時間を確保するため、遅くとも木曜か金曜には現地入りしておきましょう。

レースウィークのタイムライン:

シェムリアップの季節ごとの気候について、より詳しく知りたい方には、シェムリアップを訪れるベストシーズンのガイドが、12月のハイシーズンと8月の違いを丁寧に解説しています。

6. レース中の滞在エリアの選び方

シェムリアップはどこも「近い」と言える小さな街ですが、それでも選ぶエリアによって週末の過ごしやすさは変わります。大きく3つのエリアから選ぶことになります:

エリアスタートまでの距離雰囲気向いている人
オールド・マーケット/パブ・ストリート約7km賑やか、夜は騒がしい応援者、レース後のお祝い派
リバーサイド/ワット・ボー/サラカムロウク6〜7km静かで生活感があり、街中まで歩ける多くのランナー
市街北側(アンコール方面)3〜5kmリゾート風で価格はやや高めスタートまでの移動を最短にしたい人

マラソン参加者にとっては、たいていの面で2つ目のエリアが最適です。午前3時のトゥクトゥク移動も無理がない近さでありながら、パブ・ストリートの喧騒からは十分に離れているため、土曜夜の眠りも妨げられません。ヴィラ・アガティに2度目、3度目と戻ってこられるランナーの方々が口を揃えておっしゃるのは、同じ趣旨のひと言です。きちんと一日の休息を「走って勝ち取った」後のプールは、いつもとは違って感じられる、と。

スタート地点から7kmほどの静かな拠点で、レース帰りに朝食が待っている宿をお探しなら、当ホテルの10室のブティックホテルはリバーサイド地区にあります。ヴィラ・アガティの客室は1泊30ドルから、朝食と無料自転車が付きます。

7. フィニッシュ後:回復と寺院巡り

アンコール・ワットでの表彰式は午前中半ばに終わります。11時にはホテルに戻り、汗と塩で肌がべたつき、思った以上にお腹が空いていることでしょう。

シェムリアップの暑さに合った、短いリカバリープロトコル:

月曜以降は、脚も寺院巡りに応えてくれます。多くのランナーがレースウィークに購入したアンコール・パスを使って、よりゆっくり遺跡を再訪しています。宿泊者向けの無料自転車を利用すれば、小回りコースもトゥクトゥクの予定に縛られずに楽しめます。

プールの感じ方が変わる、きちんと一日の休息を走って勝ち取った後には。ヴィラ・アガティに2度目、3度目と戻ってこられるお客様は、聞かれもしないうちにこの感想を口にされます。

当ホテルへ直接ご予約いただける場合、スタート地点まで午前3時30分のトゥクトゥク手配を追加料金なしでご用意いたします。ご予約時に「マラソン」とお伝えいただければ、ご到着前にレース朝の段取りを整えておきます。

よくあるご質問

アンコール・エンパイア・マラソンの参加者数は?

第11回大会では4,500人超の参加が見込まれています。前回大会には51か国から4,000人以上のランナーが集まりました。2014年の第1回大会では42か国からおよそ2,200人が参加しており、それ以来、着実に規模を広げてきた大会です。

暑さに慣れていないランナーには厳しい?

はい。スタート時点で気温28℃、湿度80%超、しかも午前4時30分のスタートという組み合わせは、初参加のランナーの多くにとって想像以上の負荷となります。暑熱順化したランナーでも、同じ距離を涼しい気候で走った場合と比べてフィニッシュタイムは15〜25分ほど遅れるのが一般的です。温暖な気候でしかトレーニングをしていない場合は、普段より一つ短い距離を選ぶのが安全な判断です。

アンコール・ワット国際ハーフマラソンとの違いは?

両者は同じ主催者が運営する別の大会です。アンコール・ワット国際ハーフマラソンは1996年に日本の元オリンピック選手・有森裕子さんが立ち上げた大会で、12月初旬に開催され、最長距離は21kmです。一方のアンコール・エンパイア・マラソンは2014年創設、8月初旬の開催で、アンコール遺跡公園内を走る42kmのフルマラソンを実施する唯一の大会です。

AIMS公認大会ですか?

はい。本大会はAIMS(国際マラソン・ディスタンスレース協会)の正会員大会であり、フルとハーフマラソンの距離はAIMS認定です。コースは主要大会の参加資格タイム算出にも用いられる国際基準で計測されています。

応援や家族はコース沿いで観戦できますか?

はい。コースは市街地からトゥクトゥクで行けるアンコール内の主要地点を通過します。アンコール・ワットの濠、アンコール・トムの南門、バイヨンなどがその例です。アンコール・ワット前のスタート/フィニッシュエリアが最も観戦しやすく、日の出から午前中半ばにかけて表彰式や屋台、最終1kmへ向かう人だかりが集まります。

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夕日に染まるアンコール・ワット

カンボジアの冒険が待っています

ヴィラ・アガティにご宿泊いただき、シェムリアップの魅力をご体感ください。

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